矯正ってどんなイメージ?

最近は学校や街中で、矯正器具をつけた人をとても多く見かけるようになりました。
一昔前までは、器具をつけることが恥ずかしいために矯正をためらう人も多かったようですが、 今や恥ずかしいのは、矯正器具ではなく乱れた歯並び、という時代に。
そんな現代の矯正のイメージをさぐってみました。

欧米では矯正はステータス

矯正先進国の例を見ると、欧米では歯を矯正することはひとつのステータス。
きちんと歯並びを直し美しい笑顔を得ることは、教養人として必須とみなされているそうです。
アメリカでは子供の歯並びは親の責任とも言われ、子供が生まれたら矯正治療のための貯金を始める人もいるとか。 そしてついに、出世できない人の条件として「1:喫煙者、2:過度の肥満」に続き「3:歯並びが悪い」を挙げられるまでになっているのです。
アメリカ矯正歯科医会の2003年調査によると、全米で約500万人が矯正の治療中であり、そのうちの80%は18歳以下の若年層。また、ジュニアハイスクールに通う12歳の子供で矯正装置をつけている割合は4人に1人にのぼるという調査結果もあります。社会人になる前に歯並びを整えておこう、という意識の高さがうかがえます。

アニメやスターの口元にも矯正装置が・・

海外のドラマやアニメには、矯正器具をつけたキャラクターがよく登場しますね。
ディズニーアニメの「モンスターズインク」や「ファインディングニモ」にも出てきていました。
登場人物が何人かいれば一人は眼鏡をかけているのと同じで、一人は矯正器具をつけている、
そんな時代なのです。
また、有名人ではトム・クルーズが矯正をしたのは有名な話。お子さんと一緒に始めたそうですが、口元の器具を気にもせず、いつもの爽やかな笑顔を見せて話題になりました。
オリンピックで見事な演技で金メダルに輝いた女子フィギュアのキム・ヨナ選手も、少し前の大会で矯正器具をつけてリンクにたっていた姿をご記憶の方もいるのではないでしょうか。
スターにとって美しい歯並びは、何よりも大切なのでしょうね。

日本の最新矯正事情

さて、日本でも1995年から学校歯科検診時に「歯並び」の項目が追加されました。
お子さんが学校から「歯科検診結果:歯並び=要受診」などの紙を持ち帰った方もいらっしゃるかと思います。
2005年の厚労省の報告では、12歳〜19歳で、叢生(乱ぐい歯)のある人が40%、歯列空隙が12%、
オーバージェット(出っ歯)・オーバーバイト(過蓋咬合)が計10%という結果が出ています。
実に現代っ子の半分以上が、なんらかの矯正が必要な状況なのですから驚きですね。
では実際、日本でどのくらいの人が矯正をしているかというと、日本臨床矯正歯科医が全国5000人に調査した結果では、矯正治療経験者の割合は2007年が9.9%、2008年が10.8%、2009年が13.0%、と年々着実に増加しています。日本人の7〜8人に1人が矯正経験者ということになります。 これだけ多くの人に身近になっている歯科矯正は、もはや特別なものではなく、美しい笑顔を手に入れるために誰もが得る権利のあるもの、と言えるのではないでしょうか。
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